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標準搭載機能が多彩で“そのまま使える”IoTプラットフォームを活用し、ビニールハウスの燃料切れを防止。

JA西都「重油タンク残量監視システム」に当社IoTソリューションが採用!

2019年12月04日

IoTによるビジネス変革を推進している株式会社YE DIGITAL(本社:北九州市八幡西区 社長:遠藤直人、以下、YE DIGITAL)が開発・提供するIoTプラットフォームとIoT/M2M通信機器が、株式会社ワイエスシー様 (本社: 神奈川県横浜市、代表取締役社長: 小泉 稔、以下 YSC)により、2019年11月より本格稼働を始めた西都農業協同組合 (本所: 宮崎県西都市、代表理事組合長: 平島 善範、以下 JA西都)の「重油タンク残量監視システム」に採用されました。
 

■背景 ~ビニールハウスの燃料補給事情~

温度管理を必要とするビニールハウスでは従来、最低でも1日1回燃料の残量を目視で確認し、残量が少ない場合は、電話等でJAに燃料の配送を依頼する必要がありました。ですがこの方法では、燃料確認を忘れてしまった場合、燃料不足でビニールハウスの適切な温度を維持ができず、農作物の生育に影響が出てしまうリスクがありました。また、JAでは、いつどこで燃料切れが発生するかの予測ができないため、配送ルートを事前に定めることができず、補給体制が非効率であることも問題でした。
 

■課題解決を支援するIoTソリューション

YSC様はモバイル通信機器を活用してさまざまな課題解決の支援をされておられますが、今回、JA西都様と一緒にこの課題解決に取り組まれる中で、当社の以下IoT関連ソリューションをご採用になりました。
 
  • IoTプラットフォーム「MMCloud」
    開発不要で状態の見える化やアラート通知が可能。設置場所表示機能もあり、配送ルート作成を支援します。
  • LPWA対応、IoT/M2M通信機器「MMLink-LTM」
    YSC様と当社の協業により、センサー出力をデジタル化し、低消費電力、低通信料金でクラウドへ送信するLPWA通信機器を新たに開発。内蔵電池で1-2年稼働でき、屋外設置が可能です。

これにより、JAで燃料残量を把握し、一元管理することができるため、最適なタイミングに、無駄のないルートで燃料を配送でき、効率的な人員配置を実現できます。

YSC様と当社は、今回開発したIoT/M2M通信機器と手間なく始められるIoTプラットフォームの組み合わせを使った重油タンク残量監視システムを国内に広げることで、日本の農業の効率化を支援していきます。

■導入イメージ

JA西都「重油タンク残量監視システム」導入イメージ

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