CASE STUDY

西鉄バス北九州株式会社

https://nishitetsu-ktq.jp/

国内初、エアポートバス2路線の全停スマート化

業種

(西日本鉄道グループ)福岡県北九州市で約500台の乗り合いバスを運行・2,000停のバス停を管理

導入ソリューション

  • 西鉄エム・テック

    モビリティビジョン
    (スマートバス停本体)

  • YE DIGITAL

    MMsmartBusStop
    (スマートバス停管理クラウド)

    IoTコンサルティング

エアポートバス2路線(全23基)の時刻表管理に
スマートバス停を導入

  • 目的

    コロナの影響による頻繁な航空ダイヤ改正で約10倍に膨れ上がったエアポートバス管理業務の軽減

  • 導入効果

    • 本社バス時刻表管理業務の大幅軽減
    • 各営業所での対応も不要に
    • 運行管理業務に集中
    • コスト削減
    • お客様の利便性向上

導入の背景

福岡県北九州市では市と交通事業者、関係行政機関が一体となって充実した公共交通ネットワークを形成しています。
その一例として、空の玄関口である北九州空港は、業務や観光に非常に重要な役割を担っていますが、鉄道が直結していないためエアポートバスが重要な交通手段となっており、その運行を西鉄バス北九州様が担当されています。

新型コロナの影響で、通常時の約10倍の業務量に

エアポートバスの運行は飛行機の離発着に合わせてあり、通常年に2回の航空ダイヤ改正毎にバスダイヤも見直していました。
ところが2020年、コロナウイルス感染症の影響を受け航空ダイヤ改正が相次いで発生。年に2回だった改正が最大時には月3回に。それに伴うエアポートバスのダイヤ改正業務が通常時の約10倍に膨れ上がりました。

課題

幾度もの至急の時刻表作成、告知掲載、入れ替え作業、シフト調整 etc.
過大な負荷をなんとかしたい

時刻表作りは手作業

深夜の張り替え

バスダイヤ改正の事前告知は改正7日前までに行うことが運輸規制で定められています。
事前告知は全バス停に一斉に張り出す必要があり、エアポートバスは複数の営業所をまたいで運行しているため、本社営業部の担当者が全営業所で対応可能な作業日を調整します。

ところが、航空ダイヤの見直しが一番頻繁な時期では、ダイヤ改正の通知が告知日の3日前であったこともありました。つまりダイヤの作成・事前告知の掲載、時刻表のパッケージなど、一連の作業を2~3日で完了させなければなりません。これらは通常業務に加えての作業となるため、担当者の作業量は増大。同じく各営業所でも通常業務に加えての対応となり、そのうえ運行管理者のシフト見直しも発生します。作業日の調整は簡単にはいきません。



検討、運用開始へ

2020年10月、路線バスへの設置ですでに良さの分かっていたスマートバス停をこのエアポートバス路線全体に導入し、課題を解決したいと考えました。約5か月後の2021年3月、2路線全23基への設置を実現し、運用を開始しました。

スマートバス停、エアポートバス2路線(全23基)に導入 

国内初、「路線まるごとスマート化」

導入効果

ひとつのCSVファイルを登録するだけ。全バス停に反映。

本社営業部で行う時刻表作成業務ですが、以前はMicrosoft Excelで各バス停分作成しなければなりませんでした。それがスマートバス停では、ベースとなるCSVファイルのデータを変更するだけで、各バス停の時刻表に反映されます。事前告知も作成したデータを登録するだけ。作業がかなりシンプルに。各営業所との調整も不要となりました。

営業所での作業がゼロに。コストは96%削減。

導入後、すでに3回の航空ダイヤの見直しがありましたが(取材時)、スマート化により、営業所での作業が基本的にゼロになりました。これは大きいです。さらにダイヤ改正1回にかかるコストは96%削減となりました。

本来の業務に集中し、さらなる安全性の確保へ。

運行管理者の本来の業務は、乗務員の勤務時間や休憩時間を管理し、疲労や健康状態に気を配るなど、バス運行の安全性を確保することにあります。コロナ禍では、このような安全確保のための運行管理者業務の重要性が一層増しています。
頻発していたエアポートバスのダイヤ改正に伴う作業がなくなり、本来業務に集中できることには大きな意味があります。

想定外の効果も。お問い合わせが減少。

西鉄バス北九州ではエアポートバス路線以外に、通常の路線バスにもスマートバス停の導入を行っています。バス営業所には「どのバスにのればいい?料金はいくら?」といった電話でのお問い合わせが頻繁にあり、運行管理者が都度対応していますが、そのようなお問い合わせが減ってきました。これは全く想定していなかった効果です。
スマートバス停のいくつかあるモデルの中に、その時間帯のバスの時刻を大きな文字で表示する機能を有するものがあり、それらがお客様にとても分かり易いようです。運行管理者業務の更なる軽減につながることが出来ました。

今後の展望

西鉄バス北九州では約2,000停のバス停の管理を行っています。すべてをスマート化できると、かなりの効率化が図れることが今回確認できました。今後は国や自治体の助成を活用しながら、北九州市として主要な路線や当社として管理負荷が高いバス停などを優先し、計画的に導入を進めて行きたいです。

お話を伺った方々

西鉄バス北九州株式会社
八幡自動車営業所
助役 永田秀之様

西鉄バス北九州株式会社
営業本部営業部
金本咲希様

※掲載内容は取材時(2021年6月)のものです。

この事例への導入ソリューション


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