『飼料流通合理化の最前線 ~現場の課題と改善のヒント~ 』
【畜産セミナー開催レポート】「飼料配送の困難さ」 56%が“よく聞く”と回答、課題認識の広がりが改善の一歩に
2025年10月02日

株式会社YE DIGITAL(本社:北九州市小倉北区、代表取締役社長:玉井裕治、以下、YEデジタル)は、2025年9月17日(水)に飼料メーカー、飼料配送業者、畜産農家の皆さまを対象に『飼料流通合理化の最前線~現場の課題と改善のヒント~』セミナーを開催し、多くの方にご参加いただき、飼料配送の課題に対する関心の高さや共感の声が寄せられました。
セミナー概要と講演内容 ~飼料の配送・流通改善のヒントを紹介~
今回で3回目の開催となる当社の畜産向けセミナーには125名の方にご参加いただき、現場の課題に対する関心の高さがうかがえる機会となりました。本セミナーでは、トラック協会およびJA系団体の有識者をお招きし、畜産業界における「飼料輸送体制の維持」や「労働環境の改善」などについて、実践事例を交えてご講演いただきました。
基調講演では、宮崎県トラック協会から「飼料・畜産輸送の現状と課題」について説明がありました。現場のリアルな課題が共有されるとともに、飼料輸送ドライバーの確保・維持に向けた要望や、関係機関への協力を求める内容も示されました。畜産業の持続可能性を支える輸送の重要性が、改めて浮き彫りになった講演となりました。
さらに、JA系団体の2社からは、「配合飼料配送における課題と取組み」「飼料流通の合理化に関する取組み」といったテーマで、現場での配送調整や効率化に向けた具体的な事例が紹介されました。飼料輸送の安定と効率化の両立が求められる中、こうした課題と実践事例は、改善に向けたヒントとして活かされる内容となりました。
参加者アンケート結果 ~広がる「飼料配送の困難さ」の実感~
本アンケートは、セミナー参加者125名にアンケートフォームをご案内し、任意でご回答いただいたものです。回答数は73件、実施期間は2025年9月17日~26日です。
「身の回りで飼料配送が困難になっている話を聞いたことがあるか」という問いに対し、「よく聞く」と回答した参加者が56%、「たまに聞く」と回答した参加者も26%と回答し、現場での課題認識の広がりが明らかになりました。
また、セミナーで紹介された現場での配送調整や飼料流通合理化に向けた改善事例の実践的な内容に、参加者からは「現場に即したヒントが得られた」「他地域でも応用できそう」といった声も寄せられました。
セミナー参加者からのコメント(一部)
- 輸送体制の維持が共通課題だと再認識できた。(飼料配送業者)
- 他社の合理化の工夫が参考になった。自社でも取り入れられそう。(飼料配送業者)
- 配送側の課題を知ることで、連携の必要性を感じた。(飼料メーカー)
今後の展望
アンケート回答者の99%が『セミナー全体を通して満足した』と回答しており、内容への高い評価がうかがえました。YEデジタルでは、今後も関係各社・自治体と連携し、飼料流通の合理化に向けた取り組みを継続するとともに、持続可能な農畜産業の実現に寄与していきます。
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