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IoT技術を搭載した高機能なバス停「スマートバス停」を雪の石川県下で実証実験いたします!

2019年01月29日

安川情報システム株式会社(北九州市八幡西区 代表取締役社長:遠藤 直人 以下、安川情報システム)は西鉄エム・テック株式会社(福岡市中央区 代表取締役社長:楳木 賀久 以下、西鉄エム・テック)と共同開発したIoT技術を搭載した高機能なバス停「スマートバス停」を、北陸鉄道株式会社(石川県金沢市 代表取締役社長:加藤 敏彦 以下、北陸鉄道)および株式会社ホクリクコム(石川県金沢市 代表取締役社長:坂下 忠夫 以下、ホクリクコム)と共同で、石川県金沢市にてスマートバス停の運用に関する実証実験を2019年1月29日(火)から2019年3月31日(日)まで実施します。

スマートバス停とは、デジタルサイネージなどに時刻表や運行情報は勿論、その他の告知文や緊急案内、広告などをリアルタイムに提供できるバス停のことで、対象の曜日や時間帯の文字サイズを自由に設定できるなど、お客様の利便性向上にも寄与する仕様となっています。併せて、遠隔で操作できることから時刻表等の張替え作業など管理作業が不要となるため、働き方改善にも効果が期待でき、また時刻表の印刷ペーパー等の削減も可能となります。


本実験では、金沢市内でも国内外のお客さまのご利用が多い兼六園にほど近い「広坂・21世紀美術館」バス停1箇所に導入し、雪や低温などの悪環境の中でも、ご利用のお客さまへ即時に正確な情報発信ができるかなど、正常運用の可否を検証いたします。

また、本バス停は太陽光発電型で電源環境のない場所でも設置できるタイプで、反射型液晶モニター(※1)を採用することで、消費電力の極小化を図っています。北陸地方は積雪が多く日照時間の短い中で、稼働に必要な発電量を十分に確保できるかも実証実験のポイントとなります。

安川情報システムと西鉄エム・テックでは、県外展開初となる本実験を通して悪環境下でも実運用に耐えうるかの技術的検証を進め、ノウハウを蓄積してまいります。また、九州内外での本バス停導入拡大を推進していくとともに、バス事業者の労働力軽減に寄与してまいります。

 

※1 外光の反射によって表示を行うタイプの液晶表示装置のこと。発光装置を使用せず、表示面が反射する外光を利用して映し出すため、消費電力が少なく、明るい屋外で見やすいといった特徴があります。

 

■北陸鉄道・ホクリクコム、スマートバス停実証実験について

 

 ●対象バス停

   ・広坂・21世紀美術館(金沢市広坂1-2-1、停留所番号:LL8)

 ●実施期間

   ・2019年1月29日(火)から2019年3月31日(日)まで

 ●機能

   ①時刻表の表示
     ・平日/土曜/日祝で分かれている時刻表のうち、当日の時刻表を拡大して表示
   ②お知らせ文の表示
     ・緊急時のお知らせなど、タイムリーな情報を配信
   ③路線図
 

 

■西鉄グループ・安川情報システム、スマートバス停実証実験について

 ●実施期間

   2018年1月29日(月)~順次拡大 

 ●対象バス停

   北九州市内で西鉄バス北九州が管理しているバス停全7停(2019年1月現在)
 
    <八幡地区>
      ・ホテルクラウンパレス北九州バス停(リッチモデル)
      ・鳴水バス停(エコモデル:ソーラー)
    <小倉地区>
      ・砂津バス停(リッチモデル)2か所
      ・米町バス停(リッチモデル)
      ・明和町バス停(エコモデル:ソーラー)
      ・ソレイユホール・ムーブ前バス停(リッチモデル)
 

 ●機能

   ①時刻表の表示
     ・平日/土曜/日祝で分かれている時刻表のうち、当日の時刻表を拡大して表示
     ・現時刻の時間帯の時刻表を大きな文字で表示
     ・外国語表示(英語、中国語[簡体字]、韓国語)
   ②お知らせ文の表示
     ・緊急時のお知らせなど、タイムリーな情報を配信
   ③広告表示
 

■本発表に関するお問合せ

  • スマートバス停事業についてのお問い合わせ

    西日本鉄道株式会社  総務広報部広報課 平井・野崎      TEL :092-734-1217
     

  • スマートバス停のシステム・機能に関するお問い合わせ

    安川情報システム株式会社  マーケティング本部  マーケティング企画部      TEL :093-622-6139