
株主のみなさまには、平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
さて、2022年度は新型コロナウイルス感染症に対する行動規制緩和などの政府の各種政策の効果もあり、景気は緩やかに持ち直してきました。
しかしながら、ウクライナ情勢の長期化による原材料の供給不足、資源価格上昇や世界的な金融引締め等を背景とした急激な円安進行や物価高騰など、景気の先行きは不透明な状況が続きました。情報サービス業界では、社会、産業、生活などのあらゆる面において、DX化やIoT化の動きが進み、デジタル社会の実現に向けて動きが加速しております。
そのような中、2022年度の業績につきましては、売上高は161億51百万円(前連結会計年比17.7%増)となりました。営業利益9億9百万円(同8.0%増)、経常利益8億36百万円(同15.6%増)となり、更に確定給付年金から確定拠出年金へ制度移換したことに伴う特別利益計上等により、親会社株主に帰属する当期純利益は7億83百万円(同93.9%増)となり、前年度に比べ増収増益を達成することができました。
2022年度は、当社グループは中期経営計画の初年度として、企業が直面するビジネスDX化の課題に対する支援を円滑に行うため、2022年7月に「ビジネスDXリーディングセンター」を新設し、これまで安川電機DXで培ってきたDX化推進力を活用し、展開を進めてきました。
また、ソーシャルIoT分野において、物流、畜産業界 での課題に 対して新 ソリューション(MMLogiStation、Milfee)の販売を開始するなど、AI・IoTソリューションの拡販に努め、事業拡大に取り組んでまいりました。更にサービスビジネスにおいては、ビジネスDXとソーシャルIoTとの連携強化や独自の新たな付加価値サービスを創出するため、ITカスタマサービスセンター「Smart Service AQUA」を2022年6月に移転・拡張しました。
当社グループは、中期経営計画(2022-2024)の2年目として、「お客様に選ばれるNo.1企業へ」の目標達成を確実なものとしていくため、更なる挑戦によって事業成長を加速し、大きな飛躍を目指して取り組んでまいります。
株主のみなさまにおかれましては、今後ともなお一層のご指導、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長
