北九州ベンチャー日記 Vol.1

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皆様、はじめまして。

株式会社ATOMica(アトミカ)という会社で代表をしております、嶋田と申します。YE DIGITAL様よりお声がけ頂き、本サイトにて連載をさせて頂くこととなりました。

北九州という土地そこで行われているビジネスここで生まれたテクノロジー新しい文化などの情報を丁寧に、でも良い意味でゆるく、お伝えしていけたら良いなと思っています。

ご移動中などのちょっとしたスキマ時間にお楽しみいただけるような、そんなコンテンツを作ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は第一回目ということで、「わたしと北九州」をテーマに少しお話させてください。

北九州駅前で会社をやっている、26歳です。

改めまして、自己紹介をさせてください。

嶋田 瑞生(しまだ みずき)と申します。

小倉からザッと1,000km離れた東北は宮城県仙台市の生まれです。

大学生時代に教育ゲームの会社を作り、新卒では東京のメガベンチャーにエンジニアとして入社しました。その後、テクノロジー系スタートアップに転職し、更にそこから独立する形でいまのATOMica社を立ち上げました。

創業3年目のまだまだよちよち歩きの経営者です。

「地方都市」と「人と人の繋がりがもたらす力」に愛があります。

いま、私が代表をしているATOMica(アトミカ)は、主に地方都市を中心に事業を展開しているベンチャー企業で、「各地に住む人や企業が、互いのチャームポイントを活かしあい、互いの凸凹を埋めあい、一人では出来なかったようなモノゴトをコラボレーションを通じて出来るようにするための仕組みを作ること」に全力を注いでいます。

具体的には、

  • 組織の枠を超えた出会いをデザインし、提供するコミュニティサービス「MEET@(ミートアット)
  • 学生と地場企業のコラボレーションを通じた事業開発プログラム「ATOMatch(アトマッチ)
  • 互助関係やコミュニティのDXを推進するコミュニティアプリ「miccca(ミッカ)
  • 上記が包括して行われるコワーキング&コラボレーションスペース「ATOMica(アトミカ)

などのサービスの企画、開発、運営をしています。

小倉駅徒歩2分のセントシティ(旧:小倉駅前アイム)にございますATOMica北九州は、老若男女様々なビジネスマン(時には学生様や主婦の方も!)だけでなく、行政の皆様や地場企業の皆様、北九州に新たに進出をされてきた企業の皆様など本当に多種多様な方々に出入りいただいております。

ぜひ一度、セントシティ7階までフラッと遊びにいらしてください。

小倉駅 小倉城口

そんなわたしが思う北九州のチャームポイントはその「産業の歴史」

このお話をYE DIGITAL様からいただいたとき、「えっ、北九州歴がまだまだ全然浅いけど大丈夫かな…」と不安でした。

しかし、「北九州生まれ北九州育ち!ではないわたし」だからこそ見える北九州のチャームポイントがあるかもな!、と思いドキドキしながら筆を執っています。諸先輩方なにとぞお手柔らかにお願いいたします。

さて、「北九州市の面白さはなに?」と聞かれたら皆様はなんとお答えになりますか?

人口の多さ、地場産業の強さ、行政の強さ、学校機関、観光資源…様々な観点があるかと思うのですが、わたしは最近、「産業発展の歴史の唯一無二性」が一番おもしろい点なのではないかなぁと思っています。

歴史の授業で習った「八幡製鉄所」。その歴史は100年以上も前にさかのぼります。

(北九州の皆様がご覧になるメディアで八幡製鉄所について語るの、釈迦に説法過ぎて恐れ多いですね…笑)

国内2番目の製鉄所として八幡製鉄所が開業して以降、八幡エリアは1900年代前半から日本の経済を強く牽引する世界屈指の経済エリアでした。

まずこの「著しい発展を経験している」という点が大前提面白い歴史だと思います。これだけでも中々無い都市です。しかし、八幡の場合はこれでとどまりません。

その後八幡は、高度経済成長期に、干した洗濯物が真っ黒になるほどの大気汚染に苦しめられることとなります。

そんな環境を打破したのは、地域コミュニティである婦人会の方々の活動でした。この活動を中心に行政や企業を巻き込み、公害に打ち勝ったのです。この、「発展→発展の弊害発生→その弊害を市民活動を通じて解消」という歴史を体験している土地も中々ありません。

更に、時代を一気に現代まで進めると出てくるテーマが「SDGs」

北九州市は「世界規模の経済成長をとげ、その後生じた公害を市民活動を通じて克服した」ことが世界的に評価されており、アジア地域で初めてOECDから「SDGs推進に向けた世界のモデル都市」に選定されています。

いま、世界中が意欲的に取り組むSDGs達成を、北九州はどこよりも早く実現していたのです。

そんな都市、世界中探しても中々無いのではないでしょうか。

  • そもそも、新型コロナウイルスの流行を受け、改めて「地方都市」に注目が集まっていること
  • 世界が挑む共通テーマであるSDGsを体現した歴史を持っていること

この2つを踏まえると、いま、北九州でビジネスをすることってとっても面白いんじゃないの??と強く思うのです。

2021年の北九州ビジネスシーン、めちゃめちゃアツいんじゃ…?

そんなわたしが、ゆるく「北九州の少し新しいビジネスシーンの話」をお届けします

ATOMicaには、県外からの進出企業様や、県内のベンチャー企業様の出入りがあり、少し新しい風が吹きやすい傾向があります。

日々の活動の中で見聞きしたちょっと新しい、ちょっと珍しい、人に言いたくなるようなお話をゆるく発信するこの活動を通じて、北九州のイノベーションシーンに少しでも貢献できましたら幸いです。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!

また次回の記事でお会いしましょう。

ATOMicaの嶋田でした。


この記事の執筆者

嶋田 瑞生 Mizuki SHIMADA

株式会社ATOMica 代表取締役CCO

株式会社ATOMica 公式サイト

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